2015年2月10日火曜日

Paul Klee☆パウル・クレー

スイスの画家、パウル・クレーのチュニジア訪問100年にちなみ、彼の作風、色彩感覚に影響を与えたとも思われるチュニジアの絨毯の展示会に行ってきました。
パウル・クレーの作品とチュニジア絨毯の色彩、デザインの類似性が紹介されていてとても興味深かったです。
バウハウスでも教鞭をとったパウル・クレーの画業において転機となったのは1914年春から夏にかけてのチュニジア旅行だそうです。この旅行に感銘を受けたクレーは鮮やかな色彩に目覚め、作風が一転したそう。
彼の日記にはチュニジアでの体験を端的に表す一節「色彩は、私を永遠に捉えたのだ」という言葉が残されているようです。
クレーの色彩豊かな作品は、ほとんどがこの旅行以後のものだそうで、なるほどなと思いました。
私もチュニジアのベルベル人が織ったアンティークのラグが大好きで、現代の物のようなケミカルな染め粉を使わず、天然の草木染めを使った色鮮やかな配色はとても魅力的です。
クレーの絵に影響を与えたであろうアンティークのラグがずらりと展示されていて、とっても素敵☆
色鮮やかな配色には心を奪われます。
アンティークラグと同じような配色やパターンのクレーの絵が横に飾られていて、このラグたちからクレーがインスピレーションを受けたことは一目瞭然でした。
展示会が行われているのは、ガマルタ地区のサディカ・アートスペースで、吹きガラス工場も敷地内にあり、素敵な吹きガラス製品のショップもあります。
ここのお庭もとっても素敵で、オリジナル・ガラスのランプシェードがあちこちに置いてあったり、オブジェが置いてあったり、そしてユーカリの木など緑もたくさんあってリフレッシュできます。
ここのガラス製品もとても素敵なのでおすすめです☆

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