チュニジアの銭湯はハマムと呼ばれる蒸し風呂です。
だいたい各地区に必ずハマムは存在し、体を清潔に保つことがコーランに書かれているためチュニジア人は頻繁にシャワーを浴びたり、ハマムに行きます。
私も時々ハマムへ行きますが、日本で銭湯に行ったときのような心地よさが味わえます。
写真はリゾートホテルのハマムなんですが、チュニジアのホテルにはたいていスパがありハマムやゴマージュ(あかすり)、ラッピング(全身泥又は海藻パック)を体験できます。
ハマムは歴史的にはかつてのイスラム世界がローマ帝国の東南部を制服した際にローマ人の浴場文化を引き継ぎ発展させたと考えられているそうです。
イスラム社会で最初期の浴場として知られるのは、なんと8世紀頃に作られたウマイヤ朝時代のものにさかのぼるそうな。そして、モスクや神学校についで重要なものだと考えられているそうです。
ホテルのハマムには手ぶらで行けますが、地元のハマムには必需品を全て持参していきます。
ビーサン、石けん、シャンプー、ハマムタオル(フッタ)←可愛いんです!、垢擦り用の手袋、などなどのハマムセットが必須です。日本の銭湯と同じですねー!
写真は垢擦り用の台です。
これはホテルのものなのでちゃんと垢擦り専用台に乗りますが、地元のハマムなど一般的なハマムでは、
真ん中に大理石の大きな台があり、2人くらいは寝転がれて垢擦りしてもらえます。
垢擦りの順番が回って来るまでは体を洗ってバケツにお湯をはって足湯をしながら座って順番待ちします。
あかすりに関しては私としては、ホテルのスパよりも地元のハマムのおばちゃんにやってもらうほうが、がっつりやってもらえてスッキリ、ツルツルになる感じがします。結構激しくこすられますが、いた気持ち良くて終わった後はツルツルになります。
ホテルだと、外人向けなのか少しゆるい気がします。地元のハマムのおばちゃんの垢擦りに慣れると物足りないですねー。
チュニジア人はだいたい一般的には週に一回はあかすりを行うそうで、久しぶりにあかすりをしてもらうと、”垢がたまってるよ!ちゃんと週一でやらなきゃ!”とおしかりを受けます(笑)
初めてやった時は、本当に大量の垢が出て恥ずかしかったです。。。
チュニ人の友達にも、週に一回こすらないと汚いよーーー!って言われました・・・^^;
で、私は”たまにならいいけど、そんなにしょっちゅうゴシゴシしてたら逆に肌に悪そうだもんーーー” と言ったんですが、
”そんなことはない。ハマムで蒸して垢を浮かせてからこするから大丈夫” という友人。
そして、家でこするのとは効果が全然違うとも。。。
確かに垢擦りをした後はつるつるになるので、月一くらいはやりたいものです。
ハマム、垢擦り、パックの後は、やっぱりマッサージ!
ホテルのスパだとマッサージ後すぐに部屋へ戻ってベッドに寝転がってリラックスできるから最高です☆
地元のハマムだと、終わったあとはくつろぎスペースでジュース飲んだりおしゃべりして、まったりします。
こちらのカフェもそうですが、ハマムも長時間くつろぎながら楽しむ交際、娯楽の場として庶民に愛されてきたようです☆
チュニジアへお越しの際は是非ハマムへ行ってみてくださいね。
ホテルのスパだけでなく、できれば庶民の憩いの場である地元のハマムにも!
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