2015年2月7日土曜日

Jasmin☆ジャスミン

チュニジアといえば、ジャスミンの花。チュニジアの国を代表する花です。
そのため、2010年から2011年にかけてチュニジアで起こった革命もジャスミン革命と呼ばれています。
ジャスミンは短い冬の時期をのぞいてチュニジアの至る所で咲いていてとってもいい匂い。
今もまだ各家々の軒先に咲いてはいるけれど、そろそろシーズンも終わろうとしています。ジャスミンの咲き乱れるそばを通るだけでとっても甘いジャスミンの香りがしてそれだけでも幸せな気分になります。
白い小さな決して主張しないお花ですが、その香りは抜群に素晴らしく日本ではジャスミンのアロマオイルは大量の花から少量しか採れないためとっても高価で、たった10mlでも時価でだいたい25000円前後はします。
ジャスミンは古くから様々な地域で愛や官能と結びつけられてきたそうで、ジャスミンの花が夜になると濃厚に香ることから、インドでは「夜の王女」と呼ばれていたそうです。宗教的にも多く使われ、神に捧げる花とも言われているそうです。
ちなみに、アロマテラピー的な心への効能は恐れや不安、悩みを和らげ、感情のバランスをとってくれて、多幸感をもたらす効果があると言われています。
香りを嗅ぐと本当に幸せな気持ちになります。
さて、ここチュニジアの人達は男女を問わずジャスミンの香りが大好き。
シーズン中は写真のように花売り少年がジャスミンの花びらで手作りした小さなブーケやネックレスを一本だいたい60円ほどで売り歩きますが、買うのはほぼチュニジア人。そして買ったブーケの匂いをかぐのが大好きなのです。
夏の間に遺跡のローマ劇場で行われるカルタゴ音楽祭でももちろんこのミニ・ブーケは売っていてチュニジア人たちはそれを買い求めて音楽を聞きながら香りも楽しんでいます。
ミニ・ブーケはこのように耳の上に差すのが伝統スタイル。
男女問わずこのスタイルです。
こうするとジャスミンの香りが効果的に匂うのですよ。
チュニジアでは日常的に香りが使われていて本当に豊かな気持ちになります。
ベッドの枕元に玄関先に咲いているジャスミンの花びらをまき散らして香りを楽しみながら眠りにつくなんてとっても素敵ですよね☆

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