2015年3月4日水曜日

香りの国☆チュニジア

チュニジアは香りの国です。香りを楽しむ文化の歴史をたどっていくと、チュニジアをはじめとするアラブ諸国が発祥の地だということがわかります。
そもそも私が昔アロマテラピーの勉強にいろんな本を読んでいた時に巡り会った1冊の本でそのことを知り、チュニジアにとても興味をもったのでした。
チュニジアには昔はたくさんの香料商がいたのです。現在残っている香料商はヨーロッパの香水メーカーからの依頼で香水を作ったりしているみたいです。
ここチュニジアでは紀元前のころから芳香療法が盛んに行われてきたそうです。
イスラム社会では、結婚式、儀礼などさまざまな儀式に香りを使用する慣わしがあります。
アラブ人たちは香りを楽しむことにかけては天才的な人たち!
砂漠で生活していた彼らにとって、風の中に含まれる町の香りが進むべき方向を教えてくれることから、香りに対する感度はなみなみならぬものがあったそうです。
これは、フローラルウォーターと精油を水蒸気蒸留するお鍋。
田舎では各家庭に1台あるというものです。
この蒸留機を使うには、大量のお花がいるのですが彼の故郷ビゼルトでは花摘みの少年達がお小遣い稼ぎに売りに来るそうです。
同僚曰く熱が出た時に頭に付けると熱冷ましにもなるようでこの方法も伝統的に使われているそうです。
あとは、こちらではスィーツにもフローラルウォーターを入れますし、料理にも。
本当にアロマテラピーが生活にすっかり溶け込んでいるので、現地の人達はそれをアロマテラピーだとは思っていないんですよね。
以前お友達の家にお泊まりで遊びに行った時のこと、、、
彼女が私の寝るベッドの枕元にたくさんのフィル(ジャスミンに似たもう少し甘い香りの花)の花を散らしてくれたんです。
「これってお客さん用のおもてなし?」と聞くと、
「幼い頃から毎晩母親がこうやってくれるの」と言う彼女。
素敵ですよね〜♪豊かだな〜と思います。
チュニジアでは伝統的に香木を香炉で焚き染めて香りを楽しむ方法が最も一般的です。

紀元前の昔から、香りを神への捧げものとして捉えていたそうです。かつてはたくさんの香料商がいたというチュニジアですが、現在でもそういう家庭には伝統的に昔からの香りの処方箋が先祖代々当主に伝えられているそうです。
これはスースにあるアロマ工場。
ここはEcovillageというメーカーで、ここのアロマオイルもフラワーウォーターも品質が良いです。
ハマメットの雑貨屋さんや、チュニスではマルサのビオショップなんかに卸していますが、もしチャンスがあればスースまで行ってみてください。ただしスース市内からはちょっと離れた山のあたりにあるので電話して迎えに来てもらうのがいいと思います。

EcoVillage
Hassen Kaabachi
tel:+216 20 76 66 13
email:ecovillage61@gmail.com



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